地方の課題を、希望の循環へ。
鳴門・徳島は、美しい自然と豊かな一次産業、そして人の温かさに恵まれた土地です。
しかしその一方で、人口減少や高齢化、若者の流出、一次産業の担い手不足、観光客数の伸び悩みなど、 地域の持続可能性を脅かす課題が年々深刻化しています。
豊かな資源がありながら、それらが十分に結びつかず、 観光・農業・商業・教育といった各領域が“点”で存在しているのが現状です。
私たちは、この現実を“縮小”ではなく、“再構築のチャンス”と捉えます。
地方が今後生き残るために必要なのは、「賢く縮む」こと――
すなわち、限られた資源を活かしながら、持続可能な形で人・仕事・学びを循環させることだと考えます。
AI・DX・リアルフードテックといったテクノロジーを地域産業に実装し、「稼げる農業」「付加価値ある加工」「ブランドとしての地域」を実現する。
私たちは、こうした社会課題に対し、 地域企業や行政、教育機関、生産者と連携しながら、 人が学び・挑戦し・誇れる循環型の地域モデルを、鳴門から生み出していきます。
人口減は避けられなくとも、 “生き方の選択肢としての地方”をもう一度輝かせることはできる――
それが、私たちの信じる未来です。
私たちは、「食」を通じて社会をより良くするハブ(拠点)を目指しています。
食は、人と人、地域と地域をつなぐ“共通の言語”です。
鳴門・徳島・四国の豊かな自然と文化の中で、生産者・企業・消費者・行政・クリエイターが出会い、共に学び、共に動き、共に育つ場をつくる。
それがブエナピンタの描く「食のSOCIAL GOOD HUB」の姿です。
※Social Goodとは地球環境や地域コミュニティなどの「社会」に対して良いインパクトを与える活動や製品、サービスの総称を指す。
地域の価値を「つくる(Create)」
生産者と消費者、地域と都市を「つなぐ(Connect)」
地域とともに「つづける(Sustain)」
地域には、自然、文化、人の営みから生まれる“豊かさ”があります。
私たちはその恵みを食や学びのかたちに磨き、経済的な価値として育てながら、
同時に人が集い、関係が深まり、物語が生まれる“つながりの価値”を育んでいます。
単に「売る」「つくる」だけではなく、
地域の人、訪れる人、関わる人がゆるやかにつながり、
それぞれが地域の未来に参加できる循環をデザインする——
それがTHE NARUTO BASEの使命です。
行政・企業・教育機関・地域事業者・生産者が対等に協働し、 それぞれの強みを持ち寄って未来を共に描く。
ここは、そのための実験と実装の拠点です。
この挑戦は、徳島から四国へ、そして日本・世界へ。
社会的価値と経済的価値の両立を地域から実現し、“この地で生きることを誇りに思える未来”を創り続けていきます。
地域に価値を生み出し、循環をつくる。
ブエナピンタが提供する価値は、“食を軸にした共創のしくみ”です。
私たちは、地域の生産者・飲食店・企業・消費者がそれぞれの立場で豊かになれる関係をデザインしています。
(1)生産者にとっての価値
私たちは、農家や漁業者の「食材加工のパートナー」として、原材料の新しい活かし方を共に考え、商品化・販路開拓を支援します。
これにより、生産の季節変動や廃棄リスクを減らし、持続可能な一次産業の実現に貢献します。
(2)飲食店・店舗運営者にとっての価値
地元の食材を使った“地域の物語を持つメニュー開発”を支援することで、店舗が地域の魅力を発信するステージになります。
私たちは単なる食材提供者ではなく、“価値あるメニューづくりを共に行う食品メーカー”として機能します。
(3)地域・社会にとっての価値
地域の恵みを“経済と文化の資源”へと変換し、生産・加工・販売・消費がつながるローカルエコノミー(地域循環経済)を実現します。
地域に新たな雇用や関係人口を生み出し、食を通じて「地域の未来を自ら育てるしくみ」をつくっています。
ブエナピンタのDX支援は、単なるシステム導入ではなく、 「現場の創造力」と「経営の実行力」を高めるための仕組みづくりです。
データ分析・業務設計・顧客体験の再設計まで、課題に合わせて伴走。
小さくはじめて速く検証し、成果を積み上げる“スモールスタート×アジャイル改善”で、 企業・組織の挑戦を持続可能な成長へとつなげます。
現場発のデジタル実践モデルを導入し、自走できる業務改善と人材育成のサイクルを構築。
単発の導入支援にとどまらず、継続的に成果を生み出す運用体制づくりを支援しています。
これらの取り組みは、飲食やサービス業にとどまらず、 製造・流通・教育・行政など多様な業種・分野にも適応可能です。
現場理解を起点とした柔軟な設計により、あらゆる組織の変革に寄り添います。
THE NARUTO BASEは、未来をつくる鳴門発の経験豊かなインタープレナー集団です。
インタープレナーとは、組織や所属の枠を越えて、社会をより良くするために活動する人材のこと。越境人材や共創人材とも呼ばれます。
既存の組織や制度、慣習、地域などにとらわれず、社会の変化や課題に敏感に反応し、オープンな対話を通じて新しい価値を創造する――そんなリーダーシップを育みます。
セカンドファクトリーグループは、設立以来このような立ち位置で多くのプロジェクトに関わり、その文化が根付いています。
この精神を鳴門でも実践できるよう、THE NARUTO BASEでは組織づくりに取り組んでまいります。
インタープレナーの特徴
越境性:組織・所属・地域の枠を越えて活動する。
共創性:異なるバックグラウンドを持つ人々と対話・協働し、新しい価値を創造する。
社会起点:社会課題の解決や、より良い未来の実現を目的とする。
自律性:自ら考え、意思を持って行動し、プロジェクトを推進する。
変化対応力:不確実な時代において変化を恐れず、新しい価値を生み出す。
ブエナピンタ株式会社は、「食のSOCIAL GOOD HUB」をビジョンに掲げ、鳴門から、地域の食文化を軸とした新しい価値づくりに挑戦しています。
魅力あふれる地域資源を事業として磨き上げ、社会課題の解決へとつなげていく。
その原動力となるのは、境界を越えて共創を導く“インタープレナー”の力です。
私たちは、感謝・誠実・革新・正しさの4つの価値観を胸に、鳴門発のインタープレナー集団として、地域と世界をつなぐ未来を描いています。
食の力で、社会をつなぐ。
鳴門から、持続可能な未来をデザインする。